文化庁メディア芸術祭

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3月になりました。
時間が過ぎるのが早いです。。
と、
頻繁に書いてる気がする。。

毎年恒例の(村上的)2月行事、
文化庁メディア芸術祭に行ってまいりました!

メディア芸術祭については、
こちらの
公式hpをご覧ください

平成23年度[第15回]文化庁メディア芸術祭

今年の作品の中でとても刺激を受けて気に入ったのは
アート部門では
Que voz feio(醜い声)と
particles
特にparticlesは、まさにこれこそ体験型メディア芸術!
と感動し、圧倒されてしまった。。

点滅する光の玉が八の字型のレーン
を独特の音を立てながら転がって、
光の残像というか、軌跡というのを見せてくれる作品。
僕的には八の字というより、
無限という意味での
「∞」このマークを表しているなあ
と思った。しばらくずっと浸っていた作品。
良かったなぁ。。

particlesのような大型のインスタレーションや
体験型の大型作品はこれからも多く展示してもらいたいと
毎度の事ながら改めて思いました。

醜い声は2画面を使った映像作品。
最近見た、森村泰昌さんの「なにものかへのレクイエム展」での
作品を思い出した。
2画面というのを効果的に使っている作品。
映像も見せ方によって、伝え方が広がる。
刺激を受けました。

エンターテインメント部門では
「Hietsuki Bushi」という映像作品が独特で良かったです。
ひらのりょうさんという作家さん。要チェックだと思いました!
絵がかわいい。

あと、「HAND SOAP」の大山慶さんの新作「放課後」の予告のような
映像も見る事が出来ました。

マンガ部門では
しりあがり寿さんの「あの日からのマンガ」という作品が
気になった。あの日というのは去年の3月11日の地震の事。
展示はマンガの一部としりあがりさんのインタビュー映像という形。
自分も、地震の事を思って胸が熱くなった。
気になる作品なので、読んでみたいと思う、

映像の作品でThe Reading circleというのが
結構気に入って、30分ある作品なのに全部観てしまった。
フィンランド、ヘルシンキの作品で、
女性4人が政治について議論している映像だけど、
議論の内容はともかくとして、画のサイズとか
画の作りかた、編集のリズム感とかがユーモラスで、
固い内容の議論とのギャップで、意図的にやってるのかなぁと
面白かった。

あと、九州新幹線全線開通のCM。
出演しているのが地元の人のようで、
笑顔とか温かい空気感、ポジティブで前向きな
映像に胸が熱くなった。いいなぁ。。

映像作品はダイジェストでの展示が多かった。
去年なんかは、シアタースペースがあって、
フルバージョンで視聴出来る作品が多くあったのに。
とても残念。
マイブリッジの糸とか
(山村さんの作品で、カフカ 田舎医者は文化庁で見たし)
Sailing Days(salyu × salyu)のPVとか。
途中で終るなんて!って感じやった。
(ネットで見れるんだけど。。)

光を使った落書き作品で有名な
PiKA PiKAの新作も良かった~。
今までは夜に、ペンライト等の光源を利用して、
長時間露光の手法で、映像の軌跡を絵にして
表現していたけど、
新作では昼間!
中華鍋状の銀色の皿で太陽の光を集めて、
それを反射させて光の絵を作る。
夜と違って、とても開放的だし
また全然違ったイメージで見えてくる。
参加している地元の方々も
楽しそうで、集団でのパフォーマンス、
温かい空気感に感動した。
地震被災地を含めて、いろんな土地で
パフォーマンスを行っているというのも
感動した部分で、もっと規模を広げて
世界でもやってみたらいいなぁと思った。

感想はざっとこんな感じです。
この日は雪がひどくて、
六本木まで行くのをためらってしまったけど、
行けてよかったです!

来年にも期待!!