こんにちは。またまたお久しぶりのむらかみです。
先月、7/2の撮影で、
正岡倫典(まさおかとものり)役の
桑原ゆずさんがクランクアップとなりました。
長期間に渡った撮影を終えての気持ちを、
ゆずさんに書いて頂きました。
桑原ゆずさん【正岡倫典(まさおかとものり)役】
正岡倫典役で出演しました桑原ゆずです。
この作品に初めて関わったのは2020年の11月頃でクランクアップまで約3年間撮影を行いました。
その中で僕はスタッフさんや村上監督とも仲良くなれました。
3年間という長いなかで身長が伸びたり服のサイズが合わなくなったりで大変でした。
それでも現場は暖かく学校のシーンでは新しい出会いもありました。
3年間の中で演技だけではなく他のことでも成長できたかなと思います。
また関わる機会があればいいなと思っています。
ほんとうにありがとうございました。
桑原ゆず
むらかみも良い機会なので
ブログで振り返りと感想を残しておこうと思います。
まず、
「portrait(s)」はセクシャルマイノリティ(LGBT)の多様な人が登場する群像劇で、いくつかのパートから成りたっています。
昨年から、子どもを中心に描く思春期のパートを撮り切るべく、撮影を進めてきました。
思春期のパートは、自分の好きな対象が男性ではないかと思い悩む小学6年生の男子:正岡倫典(まさおかとものり)を中心に描くパートです。
倫典を演じてくれた桑原ゆずさんは2023年7月2日にすべてのシーンを撮り終えてクランクアップとなりました。
振り返ると初めての撮影は2020年の11月でした。
ずっと撮影していた訳ではないのですが、2年7ヶ月もの間「portrait(s)」に関わってもらいました。
実際にゆずさんの撮影日数を数えてみたところ、全部で30回でした。
丸々一ヶ月分、撮影に費やしてくれた事になります。
大事な時期の大切な時間を、本当にありがたいです。
当初、子どもたちのパートはそこまで大きなパートとして考えていませんでした。
ひょんなきっかけでMミュージック様にキャスティングのご協力を頂ける事となり、
子どもとのやりとりを通して自分を見つめ直すという塾を舞台としたパートを作る事が出来ました。
その時点では倫は、大人たちに刺激を与える存在として設定していましたが、
単独のシーンは想定しておらず、あくまでメインは塾の先生たちで、倫は塾の一生徒という感じでした。
それが導かれるように
どんどんと倫のパート(思春期のパート)は大きくなり、
描きたいシーン、描くべきシーンが増えていきました。
その理由のひとつには、倫の友達役として大地を演じてくれたYUZUKIさんの存在がありました。
何故なのか、僕にも分からないんですが、
YUZUKIさん演じる大地はたくさんのインスピレーションを与えてくれ、彼の存在は呼び水のように物語を大きくしてくれました。
もうひとつは撮影場所との出会いがあります。
Twitterや、その他SNSやこのホームページで
撮影場所を募集してる旨、度々告知しているのですが、
それを見て連絡をくれた方のお家がとても素敵な場所でした。
見学に伺い、
「あ、ここは大地の家だ」と思い、お泊まり会のシーンを作る事が出来ました。
もうそこからは、芋づる式にどんどんと描くべき事が明確に分かり、良いラストに着地出来たと思っています。
子どもをメインにしたパートはportrait(s)を考えた当初から希望としてはありました。ただ、予算的な事や制作の規模を考慮すると、メインとして大きくは描けないと思っていました。
それが、この作品にとってなくてはならないパートとして育ち、
溢れ出てきた描くべき物語は、
思い描いた形で最後まで、納得いく形で撮り切る事が出来ました。
このように思春期のパートが実現出来たのは、Mミュージック様とDプロモーション様のお力添えのおかげです。
ありがとうございました。
また、indust-film最大規模な学校でのシーンの撮影では多くの事務所様のご協力をいただき、
30名の生徒役の皆さんに集まって頂き、撮影する事が出来ました。本当にありがとうございました。
改めて、このパートに関わってくれたすべての方に感謝しています。
観ていただけるまでに少しお時間をいただきますが、
良いシーンがたくさん撮れている実感があります。
お待ちいただければ幸いです。
本当にありがとうございました!
むらかみ
<募集中>
制作中の連続ドラマ「portrait(s)」では、
撮影にご協力頂ける場所を募集しています。
家、部屋、お店、オフィス等。
「ここ使っていいよ」などありましたら是非ご連絡頂きたいです。
たくさんはお出し出来ませんが謝礼あります。
ご連絡をお待ちしております。