録音担当・島本将司くんの舞台を観ました

9月5日
日曜日。

中野ザポケットへ。。

「優しい初夏の日」で
録音を担当してくれた
島本将司くんが
出演する舞台を観るためです!!

とても素晴らしかったので、
書かせてもらいます!!!

去年の撮影時から、
舞台、演劇の練習をしていると
将司くんから聞いていました。
でも、どんなお芝居をしてるんだろうって
気にはなりつつ、実際に見る機会はなかった。

今回、将司くんから連絡をもらったので、
是非!と思って、観にいきました。

心日庵さんのユース公演
舞浜角谷町駅前通り

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心日庵という劇団名やし、
将司くんは
寺山修司が好きだと言ってたから、
ちょっと前衛的な舞台なんだろうかと思ってたけど。。

実際は、とてもストレートで素晴らしい舞台やった!
こんな素晴らしいのは見た事がないくらいに、
本当に素晴らしかった。
観てる間、
ずっと感極まってる状態が続いてる感じで、
頑張って嗚咽が出るのを我慢した。

お話は、全然難しいものでも
なんでもなく、
角谷町という街に暮らす人々を描いた
群像劇。
生活の事、日常、人の暮らし、
生と死を
そこに生きる人々を通して描いていた。

大事件が起こる訳でもないし、
言われたら、淡々としてるかもしれないけど、
角谷町の人達が、ちゃんとそこに生きてるから
感情移入してしまうし、
胸にくるんやな。

なにせ、その感動が今も続いていて。
どう書いたら良いか
分からないけど、
この感動を、なんとか残しておきたい!と思っての
この度の日記です。
僕のお粗末な文では
全く感動を伝えられないんだけど。。

この公演は、ユース公演。
若手の、まだ技術的には未熟な役者で構成したものでした。
なので、本公演より1000円ほど安い。
だけど、僕にとっては
そんなの関係なかったな。
未熟だなんて。
少しも感じなかったな。

美しい台詞、美しい言葉を持った
魅力的な人達がそこにいた。

将司くんも、とても素晴らしかった。
最後、
亡くなった奥さんの、お墓の前に立ち尽くす場面。
僕の席から、彼の表情は
見えなかったけど。
背中から、全身から
悲しみが伝わってきて
痛かった。
将司くんが演じた、
角谷町のマサという人の事を思うと
いたたまれなくなった。
彼の人生って何だったんだろうって。

舞台が終わって、
将司くんに
感動を伝えた。
またまた、僕のお粗末な言葉では
全く伝えきれないんだけど。。
舞台後いろいろ話をしたかったけど、
集合の号令がかかってしまったので、
中野ザポケットを後にした。

駅の方面に戻る途中で、
コンビニに寄った。
そんで、飲み物買ってたら
やっぱり!って、ジワジワジワ、
感動が盛り上がってきて、
この感動、伝えきれてない!って、
また劇場に戻ってしまった!
もしかしたら、
集合の号令の、
打ち合わせが終わって、
劇場前にいるかもしれない!って思って
劇場に向かうと、
ちょうど、将司くんが
出てきたところやった!
良かった~~

さっきは、あまり時間がなかったから。
今、昼休憩の時間になったらしく、つたないながらも
いっぱい伝えた!
と言っても
「ほんまにほんまに良かったよ」って
繰り返してばかりやけど。。

彼は、
今回のような舞台は
役者の訓練になると話した。

言えば、淡々としていて、
物語のアイデアというより、
キャラクターの魅力で
みせていく舞台やから。
だから、それぞれが記号にならないように
気をつけてやらないと
と言ってた。
すごく納得したな。
なんか、土曜日のレッスン見学、そのインプロ、
そして、ざわざわ下北沢の群像劇と、
通じている話やと思ってんな。
共通してるのは
日常生活であり、
微かな事の積み重ね。
それは僕が興味を持ってる事であり。
このタイミングで、
舞台で、それを見れた、
感じれた事は本当に良かった。

将司くんは、実は役者志望なのではなく、
制作者志望というのも
おもしろい。

役者のみんな、素晴らしいけど
やっぱり、演出が素晴らしいんやなと感じた。
すごくメリハリが効いてた。
コミカルな部分があるから、
普段元気な人が見せる
悲しみの表情が際立ってくるし。
情景の描き方も素晴らしかったなあ。

ラスト、角谷町に住んでいた人達は死んで、いなくなる。
人の歴史や時間という事の描写。視点は
一気に遥か上空へ。
こういう「視点が神がかる」ところは、
僕はどうしても嫌な感じを受ける。
人を見下ろすような視点、そういう高いとこからの気分を感じるけど、
この舞台の場合は
違って、温かかった。
見守るような。
自分の人生の時間を
考えさせてくれる舞台やった。

将司くんは、年末にも公演が控えているよう。

お誘いなんかなくても、
勝手に見に行きます。

改めて、
素晴らしい時間をありがとう

今すぐもっかい見たい!

このブログでも
何かあれば報告します!
是非応援をよろしくお願いします

村上

刺激的な週末を終えて その1

9月4日
土曜日。

夜勤あけ
仮眠とって、お世話になってる事務所へ。
レッスンを見学に行く。

なにげに、去年とか、
カケラ効果で、
事務所やら劇団から、
「役者の指導をお願い出来ませんか?」
と依頼ありました。
だけど、どうやったら良いのか分からないし、
役者の指導なんて
出来ないだろうから
断ったのでした
(お手当もあったのに)

今回、レッスンを見学に来たのは、
どうやって指導してるんだろうってのの見学と、
どういう役者がいるんだろう
って見学。
演技のレッスンというものを
初めて見学したけど
めちゃくちゃ刺激になった!
ずっと興奮状態で
胸がバクバクしてた
(知らない人ばかりで、緊張のせいもあるけど。。)

発声練習の後、
インプロというのを
やりました。
即興演技。
大枠の設定を決めて、
お互いのやりとりで
3分創る。

僕は見てるだけやけど
凄い勉強になったなあ。

このインプロっていうレッスンの大事な部分は
呼吸を合わせる事やと感じた。
3分をどう乗り切るか、
どうオチをつけるかに
必死になってるのは
この訓練の意図とも違う気がするし、
つまらないし。

一組、台詞も少なく、
動きも少なく、探り探りで
間も長いけど、
とても良い空気の組があった。

あとから聞いて納得。
その人達は
1年以上前から知ってる間柄で
舞台も一緒にやった事があるって事やった。
それ以外は初対面の組み合わせばかりで。
だから、良い空気なのは、
なるほど、と思ったと同時に、
インプロで訓練するのは
この部分なのかなと思った。

レッスンを見学した後
良い気分のまま下北沢へ。

初めて、下北沢映画祭に
行ってきた!
今年に入ってから
刺激受けまくりの監督、
市川準監督の作品
「ざわざわ下北沢」を観る為に。

会場は、下北沢成徳高等学校のホール。
とても立派なホールで、
映画祭の開会の挨拶で、
学校長が、数年前に立て替えた時にこのホールを創ったと教えてくれた。
教育には文化が必要だからってのが理由で、
それ聞いて、僕は感激して、ジーンときた。

あと、私立の学校は
地域の住民と壁があるから
お互いに仲良く、下北沢を盛り上げていきたいと
お話しした。

で、開会の挨拶で次に登壇したのが、下北沢商店街の理事長。

挨拶はじめに「おはようございます。」と言って、
場内に少し笑いが起こった。
というのも、先程の学校長が挨拶した時に、
「こんばんわ」と言ったけど、
若干違和感をみんな感じたから。
5時で、そんなに暗くないし、
まだ明るかったから、こんばんわってちょっと違和感あった。
けど、この理事長は
別に笑いを取る為に「おはようございます」と言った訳ではなくて、
「こういう場では、おはようというのが常識」だと、
学校長の事を壇上から
正した。
それで、次に登壇した
下北沢出身の芸人で
青空なんちゃら氏も
「おはようございます」と言って、
芸能界やなんかでも
いつもおはようございますと言うとか、話しだした。
すごく下品なものを見て
気分が悪くなった。
あからさまにネガティブな態度で
校長を攻撃したいだけ。
校長が話されていた壁というのを
こんなにすぐ見る事になるとは。。

市川監督夫人が
登壇されたので
気を取り直す。
なんか、話してるの聞いて、
映画見る前から
ウルウルしてた。。

監督の、ラジオインタビューの声を聞いた後、
鑑賞。

とてもとても豊かな作品やった。
本当に、市川映画!いう感じ。
そこに生きている人達を眺める喜びの時間、微かな事を積み重ねて、
人となりを伝えてた。
開けられないビンのフタを
若い人がたやすく開けてしまうシーンとか。良かった。
ラストも映画的エンディングを迎えて、爽やかな着地をした。
とても好きな作品やった。
僕は東京夜曲で衝撃を受けて、
市川監督の映画が好きやと分かったけど、
この作品も、同じ脚本のコンビやったのはすごく納得いった!
コラージュのように
下北沢という街を描いた映画やった!

下北沢映画祭はまだ2回目やけど
たくさんお客さん入ってた

素敵なホールで素敵な映画が見れて良い時間過ごしました!

つづく

お知らせ!!

  • Post category:その他

映画「優しい初夏の日」に出演頂きました、
享楽屋・空詩さん出演のライブが
10月に行われます!
詳細をお知らせいたします!!!

享楽屋・空詩が所属するバンド、
シネマ系ジャズロックラシカルバンド
【優雅灯(ゆうがとう)】の公演予定です。

○10月24日渋谷CYCLONE 【有坂愛海企画 black集会】
  2000円+D代。享楽屋として映像も手がけます。

○10月31日武蔵野美術大学体育館アリーナ 1時間ライブ
  チケット無料

詳細はこちらへ