初夏のこと

「優しい初夏の日」を、ある友人に見せたら、
涙を流して喜んでくれた。
エンドロールが流れて、作品が終わり
「変わった映画だね。でもすごく何かがこもってると思うよ」と言いながら
泣き出した。
あぁ、良かったと思った。
その友人は結婚している訳でもなく、
今子供を持とうと思ってる訳ではない。
だけど、そういう人にちゃんと届いた事が嬉しかった。
むしろ、そういう人にこそ届いて欲しかった。
カフェでの悩みを話し合うシーンが良かったと言ってくれた。

その友人は心にもやもやを抱えていて、
たまに相談に応じてたりするんだけど、
最近、自助グループに通っている。
自助グループっていうのは
同じ悩みを抱える人間同士が打ち明けて、
話し合える場所。
「自助グループ知ってたんだ?」と言われ
「初夏のベースになってるやん」と答えた。
「あぁ、そっかぁ」と。

ちょっと前に、
「あなたのお酒の飲み方、気になることはありませんか?」
という文言にドキリとして、
アルコールの自助グループの存在を知り、自助フループの事を
知った。
今はまだ自助グループに参加した事はないけど、
そういう要素が初夏の中に取り込まれてたなぁと
最近見直しながら思いました。

カケラのこと

SKIPシティ国際映画祭2009で
カケラを拾い上げてもらった時、
ネットの映画ニュースサイトなんかに
映画祭の様子、僕の写真も含めて
コメントがのったけど、
その中に、真意とは違うコメントがのってます。
あまりうまく伝わってなかったみたいで、
誤解があります。

カケラに登場する「ロバート」さんの設定が
僕が留学した先で出会った現地の外国人を
モデルにしたとコメントした事になってますが、
これは間違い。
留学先で出会った現地の人は
みんな優しくて温かかった。
親切で、ずっと寂しかった僕にとっては
小さな救いやった。
ロバートさんは外国から日本に来て孤独を抱えているという人で。
だから、彼らがロバートさんのモデルになるのは
ありえない話しで。
ロバートさんの設定のモデルは
現地で出会った日本人や僕も含めての
foreigner 異邦人です。
アルコールとは言わなくても、
別のものに頼っていたり、何の為にここに来ているのか、
すごくむなしい気持ちが自分の中であったので
そういうのがモデルになってます。

現地で出会った人の誰かが
僕のコメントを読んでくれるとは思わないけど
「僕らがロバートさんのモデルだって?!」ってなるのは
申し訳ないし、本意ではないので
訂正させて頂きます。

バイブリッド版

「カケラ」の日本語、英語 両対応版のホームページが出来ました。
右側の「カケラ」のところから
ホームページに飛べます。

去年のモナコからもっと海外の人に見てもらえたらと。
サイラスさん、ソリコンサルタンツ、りゅうさんのおかげです

もともと英語の紹介もあるサイトを作りたかったので
嬉しいです。

今後何かに繋がっていけばいいんですが。。

他の国でも、もっと上映してもらいたいなぁ
(もちろん日本でも。。)