おおぶ映画祭2020レポート | 映画「あなたとの距離について」
- Post published:2020年10月5日
- Post category:あなたとの距離について
むらかみです。
愛知県大府市で開催された「おおぶ映画祭2020」
に参加してきましたので、レポートをお届けします。
「おおぶ映画祭2020」は
2020/09/19(土)と20(日)の二日間行われました。
元々は3月に開催予定でしたが、
新型コロナの影響で6月に延期され、
さらに9月に再延期されてのこの度の開催となりました。
多くの映画祭がオンライン開催へ変更されたり、
中止という判断もある中、
リアルで開催された事がとても心強く、
嬉しかったです。
リアルでの開催はとても大変な部分が
たくさんあったと思います。
感染が出た場合はどうするのか、
リスクを考えればオンラインや中止の判断は
仕方ないかもしれません。
でも作り手として、
映画祭の会場で、生のお客さんに触れられる経験は
やはりオンラインでは得られないものだと実感しました。
あと、Seisho Cinema Fesの時も書きましたが、
大きなスクリーンで映画を観る事は、
別次元の体験があります。
世間的な批判も含めて、いろいろなリスクがある中、
開催に向けて尽力された映画祭のすべての皆様に
ありがとうございました、とお伝えしたいです。
「おおぶ映画祭2020」に参加出来た事、
生の感想を頂けた事、
とても励みになりました。ありがとうございました。
まずは映画祭1日目、
19日(土曜日)から、、
前日深夜まで
今制作中の連続ドラマ の準備などがあり、
あまり寝る時間を取れないまま、起床!
早朝、品川駅に向かって新幹線に乗って名古屋へ、、。
クラウドファンディングでもご支援をすでに頂いている
名村様から名古屋行きのチケットを
プレゼント頂きました、、、!
本当にありがとうございます。
名古屋駅で乗り換えて映画祭の会場最寄りの共和駅へ。
共和駅についてナビを操作していると
改札前でちょうど平良千春さんと合流!
途中、知床半島映画祭の方に
「おおぶ映画祭に参加される方ですか?」と声をかけて頂き、
3人で会場に向かいました。
会場はとても大きなところでした!受付でメンバーパスを受け取り、しばらくすると
折笠慎也さんと合流出来ました。19日の上映作品は主にショートフィルムで
「あなたとの距離について」だけが長編作品でした。
しかも上映時間は一番最後の「トリ」!
朝から晩まですべての作品を鑑賞しました。タイムテーブルはこちらです↓
10:30〜
「Vtuber渚」(30分)
「夏の夜の花」(25分)
11:35〜
「忘れられた神様」(25分)
「万置き姉弟」(9分)
「帰り道」(10分)
13:10〜
「ランチメイト症候群」(25分)
「ホモソーシャルダンス」(11分)
「さよならを迎えに」(25分)
14:30 〜
「懐」(7分)
「まよなかのいぬごやレース」(9分)
「この街と私」(43分)
「多日想果」(20分)
16:15〜
「あなたとの距離について」(89分)
「Vtuber渚」は他の映画祭でもセレクトされていて、
どんな作品か気になっていたので、
観れてとても良かったです。
技術のしっかりした作りと、短編ならではの
最後のオチ、クオリティの高い作品だと思いました。
監督のGAZEBOさんから映画祭後に声をかけていただき、
「あなたとの距離について」の感想を頂けたのも
ありがたかったです。
どの作品もクオリティが高いセレクションでした。
特に僕にフィットした作品2つをご紹介します。浜崎正育子監督「ランチメイト症候群」
25分とは思えない丁寧な描写が重ねられた映画で、
とても誠実な映画だと思いました。
「僕たちのマーチ」に出演頂いた
藤井正子さんが出演されてました。原田涼監督「さよならを迎えに」
僕的にはとても心に突き刺さった作品でした。
トラウマ的な表現演出がすごい!
そして演者がとても良い!
韓国の演者の層の厚さを感じました。
最後のカットがすごいんですよ、、。
思い出すだけで胸があつくなってきます。
この作品もとても誠実な映画だと思いました。
音楽も素敵でした。
原田涼監督とお話する事が出来て、
とても良い作品だった旨伝えました。
そして、他の映画祭で
なかなか上映の機会が出来なかったとの事を聞きました。
こんなにも素敵な作品が採用されないなんて、
やっぱり良い作品でも映画祭の判断基準によって
採用されたり、ダメだったりするので、
上映機会の少ない映画でもまだまだ素敵な映画は
たくさんあるだろう事を実感しましたし、
「おおぶ映画祭」ではこの作品をセレクトしていたので、
僕の感覚ととてもフィットする映画祭なのだと思いました。
どこかで上映の機会があったら
是非多くの人に観てもらいたい作品です。
朝から晩まで映画を見続け、
ようやく「あなたとの距離について」の上映となりました。